警察公論×日刊警察 時事用語解説

ミステリークレイフィッシュ・登録品種「紅プリンセス」

警察公論×日刊警察 時事用語解説
〈時事用語解説〉 The Dairy Police News「ニュースワード」より抜粋

ミステリークレイフィッシュ

ミステリークレイフィッシュとは、特定外来生物に指定されている外来ザリガニ。メス1匹で子孫を残す(単為生殖する)特徴を持っている。

ことの始まりは、1990年代中頃に、マーブルクレイフィッシュと称して取引されているザリガニが、交尾することなくメスだけで繁殖するという噂がアクアリウム愛好家の間で広まった。やがてそのザリガニはペットとして世界中で取引きされ、その不思議な繁殖の仕方からミステリークレイフィッシュと呼ばれるようになった。

その後、ドイツの研究者とザリガニ愛好家が本当にメスだけで殖えることを科学的に確認し、2003年に英科学誌「ネイチャー」に共著論文として発表した。

2016年にゲノム解読が行われ、その結果、世界各地に広まっているミステリークレイフィッシュは遺伝的にほとんど違いのないクローンで、このクローンは1匹のメスからごく最近始まったことが示された。

一般的にクローンは環境の変化に弱く適応能力がないため、絶滅するケースが多いが、ミステリークレイフィッシュは特異なゲノムセットのため、安定して繁殖することがわかっている。


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