昇任試験合格体験記(Case218)

1点、2点の差にこだわって苦手を攻略

昇任試験合格体験記(Case218)

1点、2点の差にこだわって苦手を攻略  Tさん 警部補 34歳

1 試験に臨むに当たっての決意
 現所属に着任して3回目の試験であり、3度目の正直ということで、「必ず合格するんだ」という気合いをもって、試験に挑みました。

2 周囲からの励ましの言葉等
 現所属に着任してから約3年間、継続して勉強に取り組んでいたので、「課を代表して自信を持って行ってきなさい」と激励をいただきました。

3 勉強時間のつくり方
 秋から冬にかけて係の業務が多忙になることから、次のようにして、隙間の時間を有効活用するよう心掛けました。
 ○往復の通勤電車内で90分以上は勉強する。
 ○勤務の休憩時間に食事をとりながら勉強する、夜間の休憩時間を1時間削って勉強する。
 ○子供を寝かしつけた後に勉強する。

4 警察公論を選んだ理由
 スマホアプリで、毎月のSAが解ける点や、おかわり問題集など追加の問題を購入できる点が一番の決め手でした。

5 SA対策
 現所属に着任してから約3年半、勉強を継続していました。
 通勤時間での勉強がほとんどであったため、法学は、スマホアプリでひたすら解きました。どんなに業務が多忙でも、法学は確実に解きました。間違えた問題は、コピー&ペーストやノートに記載するなどしてまとめ、弱点を潰すことを心掛けました。
 実務は、圧倒的に範囲が広いため、毎月のSAではあまり時間をかけすぎないようにしながらも、各科目の知識の下地作りを広く浅く行うようにしました。
【警察公論の活用方法】
 ひたすら毎月のSAを解いていると、解く項目が偏ってしまったり、優先順位が低い項目に時間をかけてしまったりするので、優先順位別に並べた大型付録の「でる順SA」や、付録「一問一答」も併用することで、復習を効率化でき、知識の定着度合いが格段に上がったと思います。

6 論文対策
 A試験終了後から論文試験まで、約3週間勉強しました。
 法学は、毎月の「論文問題と答案」を資料として保管し、基本的なテーマから覚え始めました。これらの資料は、「このテーマが出たら、これを書く」と、自分の中で答案作成をするのに役立ちました。
 実務は、テーマによって、いくらでも書けるものと全く基礎知識がないものの差が大きかったため、まずは「お題」をそっくりそのまま覚え、弱点を攻略できるように心掛けました。
 論文の暗記方法としては、手書きは時間がかかるので、音読をひたすら繰り返しました。署から駅までの徒歩中や、子供を風呂に入れるわずかな時間でも、ブツブツつぶやいて脳に焼き付けました。
【警察公論の活用方法】
 各論文問題は、答案として非常に完成度が高いと感じました。論文試験に向けての勉強時間が取りにくい中では、論文のキーワードや論文の全体像を把握し、記憶に定着させるのに有効であると感じました。大型付録も、文章が分かりやすく簡記されており、覚えやすかったです。

7 アプリの活用方法
 通勤中の時間は、全て公論のスマホアプリを利用し、1日90分はアプリで問題を解くようにしていました。間違えた問題は、「弱点攻略」に溜まるので、復習する際に役立ちました。

8 面接試験対策
 現在の係の問題点とその改善策、警部補になったらどのように実績を上げるかなど、様々な問いを想定し、自分の意見をしっかりと持つようにしました。
また、当県警の数字関係(監督対象行為、不祥事)やタイムリーな課題(採用、特殊詐欺)についての情報収集をしました。

9 不合格の年との違い
 分からない項目をそのままやり過ごさず、苦手科目を「要暗記」として確実にまとめていました。隙間の時間を徹底的に活用しました。

10 応援していただいた方へのメッセージ
 期待してサポートしてくれた同僚や上司の方々に、合格という形で恩返しすることができました。新たな階級でもおごらず謙虚に、日々の職務に励んでいきます!

11 後に続く読者へのメッセージ
 昇任試験は、1点、2点の差で合否が分かれる世界です。今回残念ながら不合格だった方も、ぜひ諦めずに、1点、2点にこだわった勉強を続けていきましょう。その努力は、来年きっとあなたを合格へ導く力になります。応援しています。

「警察公論」の他の記事を読む

「2026年01月号」の他の記事を読む