
憲法は、国家権力が誤った行動に出ないようその活動を制限するという役割があり、
〇 国会が制定した法律が憲法に違反していないか
〇 行政権の活動が憲法に違反していないか
などの問題を扱います。

を論じることが求められます。
よって、このような順序で答案を作成しましょう。

甲警察署では、犯罪抑止対策を目的とした防犯カメラの設置を促進しているところであるが、住民から「防犯カメラによる録画はプライバシー権の侵害にならないのか。」との申立てがなされた。犯罪の発生抑止を目的として、街頭の不特定多数の者が通行する空間に防犯カメラを設置することの適法性について述べなさい。〈令和5年・警部〉

手順

警察が防犯カメラを設置し、街頭を監視した。
手順

防犯カメラの設置・録画は、住民が持つ、みだりに容貌等を撮影されないというプライバシー権(肖像権)を制限している。
手順

防犯カメラの設置・録画は、犯罪の抑止のためには必要・有効であるから、住民のプライバシー権の制限であるとしても憲法に違反しない。
行政法は、行政権が法律に基づくことを要求しています。
そのため、行政法の事例問題では、
を論じることが求められます。
よって、このような順序で答案を作成しましょう。
コンビニにおいて刃物を所持した男による強盗事件が発生した。緊急配備発令中、A巡査部長は、手配されている被疑者に人着が酷似したB男を発見したため、職務質問を開始したところ、B男はおどおどし、質問に対して曖昧な返答をするばかりで、所持しているバッグの中を見せるように求めてもこれに応じなかった。そこで、B男の承諾なしに当該バッグのチャックを開けて中をのぞいたところ、包丁1本を発見した。本事例におけるA巡査部長の職務執行の適否について述べなさい。〈令和5年・巡査部長〉
手順

①A巡査部長が、手配被疑者に酷似したB男に対して職務質問した。
②A巡査部長が、B男の承諾を得ずにバッグのチャックを開けて中をのぞいた。
手順

①警職法2条1項
②法律に規定がなく、判例法理(最判昭53.6.20など)
手順

①職務質問は、警職法2条1項の要件を満たし適法
②判例によれば、チャックを開けてのぞくのは適法