<特集2>分かったフリしてない?法改正のしくみ
改正手続がどんなふうに行われ、
改正内容がいつ知らされ、
いつから警察実務に影響するのか――
いまさら聞けない法改正手続の基本と学習のポイントをレクチャーします。
法律はどうやって改正されるの?
法改正の手続の流れを教えて。
改正法案(の原案)作成は、国会議員もできますが、内閣によるものがほとんどです。内閣が法案を作成したものを閣法といいます。
内閣作成の法案は、内閣法制局の審査を経た後、閣議にかけられます。閣議決定は慣例的に全会一致で行われ、内閣総理大臣によって国会に提出されます(内閣法5条)。
必要があれば法案を修正し、最終的に法案を仕上げるのは国会です。具体的には、まずは衆議院及び参議院の委員会で審査され、その後本会議の審議を経て、出席議員の過半数で可決すれば成立します(憲法59条1項、56条2項)。
成立すると、改正法の内容が確定しますが、その効力を生じるには、その後の公布、施行のプロセスが必要となります。
公布とは、成立した改正法を天皇の名で広く国民に知らせることです(憲法7条1号、国会法66条)。
施行とは、改正法が、実際に効力を持ち、現場で適用され始めることです。施行日は、改正法の最後にある附則に、およそ次のようなパターンで定められます。