<特集2>分かったフリしてない?法改正のしくみ

<特集2>分かったフリしてない?法改正のしくみ
警察実務に関わる法律は、頻繁に改正されるものが少なくありません。

改正手続がどんなふうに行われ、
改正内容がいつ知らされ、
いつから警察実務に影響するのか――

いまさら聞けない法改正手続の基本と学習のポイントをレクチャーします。
ひとみ先生
Q|
法律はどうやって改正されるの?
法律(被改正法)は、それを改正する法律(改正法)によって改正されます。
例えば、近年の刑法改正をみてみましょう。刑法は、「……の一部を改正する法律」という改正法によって改正されました。
Q|
法改正の手続の流れを教えて。
おおざっぱに言うと、改正法案の作成→改正法案の審議→改正法の成立→公布→施行という流れになります。
1 法案作成
改正法案(の原案)作成は、国会議員もできますが、内閣によるものがほとんどです。内閣が法案を作成したものを閣法かくほうといいます。
2 閣議決定
内閣作成の法案は、内閣法制局の審査を経た後、閣議にかけられます。閣議決定は慣例的に全会一致で行われ、内閣総理大臣によって国会に提出されます(内閣法5条)。
ひとみ先生

3 国会での審議
必要があれば法案を修正し、最終的に法案を仕上げるのは国会です。具体的には、まずは衆議院及び参議院の委員会で審査され、その後本会議の審議を経て、出席議員の過半数で可決すれば成立します(憲法59条1項、56条2項)。
4 法律の成立
成立すると、改正法の内容が確定しますが、その効力を生じるには、その後の公布、施行のプロセスが必要となります。
5 法律の公布
公布とは、成立した改正法を天皇の名で広く国民に知らせることです(憲法7条1号、国会法66条)。
6 法律の施行
施行しこう・せこうとは、改正法が、実際に効力を持ち、現場で適用され始めることです。施行日は、改正法の最後にある附則に、およそ次のようなパターンで定められます。
ひとみ先生

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