昇任試験合格体験記(Case217)
やる気があれば、年齢は関係ない
やる気があれば、年齢は関係ない Sさん 巡査部長 43歳
1 試験に臨むに当たっての決意
年齢が既に40オーバー、周りからは、「何をしていたのですか?」という視線で見られます。落ちこぼれという視線を感じても、自分自身を信じて、外野の声等にイライラせず、平常心で臨み、後がもう無いという気持ちも持って取り組みました。
2 周囲からの励ましの言葉等
励ましの声等ありませんでした。「もう昇任しても一緒でしょ?」「後輩がいるからもう意味ないでしょ」「あきらめたほうがいいよ」等、人のやる気を奪うような声しかありませんでした。「そのまま、スーパー巡査長でいたら?」が一番応えました。
3 勉強時間のつくり方
レジャーや遊びは全て封印しました。睡眠・風呂以外の時間は全て勉強に費やしました(直近2年間)。通勤時間にも勉強しました。勉強をする時間が作れない等は言い訳だと思います。勉強・昇任するという気持ちがあれば、時間は作れます。
4 警察公論を選んだ理由
他社のものは、A社は難しく分からない、B社は不祥事案があった、C社はカラーページが多すぎる等の理由で選びませんでした。公論は非常に分かりやすく使いやすいとの理由で選びました。
5 SA対策
拝命から18年、継続的に勉強していましたが、結果が出ませんでした。巡査長になってから16年、ずっと勉強をしていました。1年中勉強していました。
法学については、とにかくSA問題を解きました。6000問は解いたと思います。これだけやれば、出題の傾向や問題作成者の意図等も分かってきますし、問題文も覚えますので、間違いが無くなってきます。
実務については、毎月の部内資料を読み、出題される箇所をピックアップしてノートに書き出しました。手を動かすことで暗記ができます。
【警察公論の活用方法】
毎月のSA50問は必ず、そして何度もやりました。アプリでSAを解き、食事中も音声アプリを使用しました。大型付録のでる順SA2024も、何周もやりました。
6 論文対策
SA試験終了後から勉強しました。
法学については、とにかく手を動かし暗記しました。200回くらい書けば、自然と覚えてきます。気持ちが折れそうになった時は、「20年目に勤続表彰される時、巡査長では示しが付かない、みっともない」と奮起して取り組みました。
実務についても、ノートに書き出し、重要用語を覚えました。何の分野からどんな問題が出る、という精度の高い予想を作り、部内資料をもとに対策を練りました。
7 アプリの活用方法
毎月のSA50問、大型付録のでる順SA2024、音声アプリ等、常に公論のスマホアプリが作動していました。スマホのニュース等もあまり見ていなかったほど、アプリで勉強していました。
8 面接試験対策
とにかく、やる気・気迫を出すこと、何を言われても顔に出さずポーカーフェイスでいることを心掛けました。
試験本番では、面接官から「今日の面接は何点だと思うか」と質問され、「80点くらいだと思います」と答えたところ、「では、残りの20点を足すから自己アピールしてください」と言われて自己アピールし、「よし、満点にしておきます」と言われたのが印象に残っています。
9 不合格の年との違い
SA試験が満点だったことです。周囲の声に惑わされず、「必ず見返してやる」という気持ちと、「自分はやれる」という気持ちでモチベーションを上げていたと思います。
10 応援していただいた方へのメッセージ
応援してくれる人等いませんでした。「頑張れ」と言ってはくれますが、内心では小馬鹿にしているのが見えていました。私を見下していた人達には、「自分のことばかり、出世のことばかり考えるのではなく、市民のことをもう少し考えれば良いのではないか」と言いたいです。
11 後に続く読者へのメッセージ
43歳で巡査部長試験に合格しました。年齢は関係ありません。やる気があれば、SA試験で満点さえ取れれば、受かります。そのためには、しっかり傾向と対策を練るべきです。研究と努力の方向性が非常に大事です。